中国から日本に 帰化してドライバーに。 外国人旅行者の 力になれるのがうれしい

宝自動車交通株式会社

榎元 美恵
MIE ENOMOTO

タクシードライバー / 2008年中途入社

外国出身であることを
ハンデに感じたことは、
一度もない

私は、中国の上海出身。日本で働いていた友人に誘われて、30年以上前に来日しました。以来、ビリヤード場やお弁当屋さんなど、さまざまな仕事を経験。会社の社長の運転手をしていた時期もありました。子育てが一段落し、腰を据えて働きたいと思っていたときに見つけたのがこの仕事。中国にいた頃に個人タクシーのドライバーをやっていたこともあって、日本に帰化したタイミングで迷わず入社しました。

中国と比べると、日本はとても運転しやすい国。誰もが交通ルールをしっかり守っていますし、道がわからなくても丁寧に教えてくれるお客さまがほとんどです。難しい日本語に悩んだり、渋滞に巻き込まれたりしたときは、すぐに会社に連絡。言葉の意味や空いているルートなど、何でも教えてもらえるので、新人時代から今まで不安を感じたことはありません。ですから、外国出身であることがハンデにならないのです。

北京語を話せることが、
大きなアドバンテージに

インバウンドで盛り上がっている日本で働くうえで、中国出身というのは大きなアドバンテージになっていると実感。特に、私の母国語である北京語は中国だけでなく、香港や台湾、シンガポール、マレーシアなどでも通じるので、アジアからの旅行者に感謝される機会が多いです。以前、新宿のバスターミナルで言葉が通じないことを理由になかなか乗車させてもらえず、困っている外国人観光客がいました。そこで、「北京語、話せますか?」と話しかけて、私のタクシーに乗車してもらうことに。あのまま乗れなければ帰国する飛行機に間に合わなかったそうで、「あなたのおかげで助かりました」と何度もお礼を言われました。

「空港までいくら?」「何分くらいで着く?」といったさまざまな質問に、北京語で即答できるのが私の強み。語学力を武器に、アジアの方々に安心と快適を提供できるのが大きなやりがいです。仲良くなった外国人のお客さまのなかには、今でもSNSで連絡をとりあっている方もいらっしゃいます。

長期連休が取得でき、
里帰りしやすいのが魅力

東京無線グループでは、多様な人材が活躍できるダイバーシティ経営を実践。自信がつくまで周囲が手厚くサポートしてくれるので、私のように外国出身のドライバーでも安心してキャリアの一歩を踏み出せる環境です。外国出身者だけでなく、女性が働きやすい環境づくりにも注力。たとえば、当社では女性専用の休憩室が設置されており、私のほかにも2名の女性ドライバーが活躍しています。シフトを決める際も、「お互い様の精神」で協力し合う社風。1週間ほどの長期連休が取得しやすく、私は何度も中国に里帰りしています。

今後の抱負は、東京無線グループの研修や独学を通じて、英語のスキルを磨くことです。空港のタクシー乗り場に並ぶためには英語のスキルが必須なので、少しでも早く身につけたい。そして、北京語と英語のスキルを活かして、アジア圏だけでなく世界中から訪れる方々のお役に立ちたいと思っています。

Drive For Happy

私にとってタクシードライバーは、人を幸せにする仕事です。外国からの旅行者への接客で言えば、言葉の壁を取り除くだけでなく、日本でのタクシーの利用の仕方や美味しいお店の情報などを提供するよう心がけています。お客さまでなくても、困っている人を見かけたら積極的に声がけをするように。こうした細やかな心がけによって、外国の方々が日本で過ごす時間が少しでも幸せになれば、これほどうれしいことはありません。

私たちとともにハンドルを握り、
未来へと続く道を創っていきましょう!

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